✅「NISAは非課税で投資できる制度」
✅「オールカントリーやS&P500などのインデックスファンドに長期積み立て投資をしよう」
✅「楽天かSBIのネット証券でNISA口座を作って投資スタート」
✅「毎月1万円の積立投資、年利7%で運用すると40年後には2400万円!」
✅「将来のために、若いときからコツコツ資産形成を初めて行きましょう✨」
昨今のNISA投資ブームを背景に、こういった形で投資を始める方は多くいらっしゃると思います。
「インデックスファンドの長期積立投資」は資産形成を行う上で非常に有用なツールです。
一方で、長期投資を途中でやめてしまう方も多くいます。日本経済新聞の報道によると、2024年3月末時点でファンドを購入してから解約せずに継続保有している人の保有期間は全ファンドの平均で2.9年というデータもあります。
出典:投資信託の保有期間、長期化傾向が定着 – 日本経済新聞
インデックス投資は長期的な視点で見て利益が出るというもの。また複利の力も長期でこそ発揮する。それなのに多くの人が途中でやめてしまうのはなぜなのか。
このブログでは多くの人がリタイアする理由、そして長期インデックス投資を継続するために知っておくべきことをご紹介します。
私は大学時代から投資に興味を持ち、これまでに投資関連の動画を100本以上視聴してきました。現在投資歴は8ヶ月ですが、周りの友人からもNISAや長期投資について教えてほしいと依頼されることが多くなりました。その経験を活かして、皆さんに役立つ情報をブログで発信しています。
インデックス投資をやめてしまう理由3選
インデックスファンドの長期積立投資で大切なことは次の2つです。
「売らない」「積立をやめない」
シンプルなように見えますが、リタイアする人はこの2つを守れずに失敗します。今回は「なぜ売ってしまうのか」にフォーカスして理由をご紹介していきます。
急な出費が必要になって売る
「積立額が多いほどリターンも多くなるなら、あるお金は全部投資に回した方がいいじゃん」
こういった考えで許容範囲以上に回してしまう方は少なくありません。その結果、
- 怪我や病気で急な出費が必要になり「売る」
- 欲しいもの(車や海外旅行など)を買うために「売る」
- 会社を解雇されて再就職までの期間までお金が必要になり「売る」
このように「投資の計画性がなく、売りざるを得ない状況で売ってしまう」方は少なくありません。
短期で利益が出ずに売る
インデックス投資は途中では株価が停滞したり、マイナスになる時期もあります。
「インデックス投資で増やすぞ~!」
~数ヶ月後~
「ん、あんまり増えないじゃん??」
「むしろ減ってる!? もう売ろう」
このように「思ってたのと何か違った」で売ってしまうパターンも良くある例です。
SNSの情報に惑わされて狼狽売り
こういった場合を想像してみてください。
- 有名投資家が暴落を大予想
- SNSで「NISA」はやめた方が良いなどの情報が飛び交う
- 実際に暴落した時に焦って売ってしまう
株価は
インデックス投資で気をつけること3選
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投資は余剰資金で
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65歳まで引き下ろせないお金として
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積立額も計算しよう
2. 暴落時に積立を続けるのは精神的にキツい
株価が上がっているときは、「順調に増えてる!」と楽しく投資を続けられます。しかし、市場が暴落すると、 「このまま下がり続けたらどうしよう…」 という不安に襲われます。特に初心者が怖くなるのは、以下のような場面。
- ニュースで「リーマン級の暴落!」と煽られる
- SNSで「今は買うべきじゃない」と言われる
- 家族や友人に「本当に大丈夫?」と聞かれる
しかし冷静に考えると、暴落時こそ安く買えるチャンス です。
▶ 「安く買えるのはラッキー」と思えるかどうかが分かれ道
▶ 積立をやめると、暴落後の回復の恩恵を受けられない
私が実践しているシンプルなルール
初心者でもブレずに続けるために、私は次のルールを決めています。
投資は余剰資金で
投資は余剰資金でやりましょう。生活費や使う予定のお金を投資に回していては暴落時に精神的に辛くなってしまいます。私は複数の投資本やYoutube動画の比較から次のことを守るようにしています。
✅ 生活防衛資金として給料3ヶ月分を手をつけないお金として銀行口座に置いておく
✅ 海外旅行や結婚や車購入など数年以内の大きな出費も別で銀行口座に置いておく
✅ 残ったお金を投資に回す
私はNISAで投資信託を始めて6ヶ月が経過しました。3ヶ月を過ぎた頃には含み益1万円近く行っていましたが、現在は含み損1万円を超えています。しかし「対岸の火事」のような出来事のように感じています。今投資の回しているお金が0円になっても人生終了ではありませんし、財産全部を銀行口座に置いておくよりもインフレに対応できる投資に回した方が合理的であると考えているので投資をやめたいとも全く思いません。しかしこれが自分の生活費まで手をつけていたら焦ってしまうと思います。長期投資を継続するために心の余裕は必須と言えるでしょう。
人生のステージで貯金・投資に回せるお金を算出し、積立額を決める
「ドルコスト平均法」をご存知でしょうか。毎月同じ金額を投資すれば株価が高いときは少ししか買えず、株価が低いときは多く買えるため、時間をかけて平均購入価格を抑えることが出来るというものです。私はこれを知ったときにこう思いました。
「今の投資余剰金額と、これからの給与と支出から貯金・投資に回せるお金を計算して無理なく積み立てられる額を計算する必要があるなぁ」
例えば20代の独身世帯だったら節約すればある程度の額のお金を余裕を持って投資に回すことが出来ると思いますが、同棲したり結婚して子どもが出来たりとなると同じ額を積み立て投資に回すのは負担が大きすぎるかも知れません。私の計算方法を以下に示します。
自分の会社の年代ごとの年収を調べて手取りを計算します。そこから同姓カップルや子ども持ち世帯の平均支出を差し引くだけです。都心や地方などで変わってくると思うので自分に近い条件の額を調べましょう。私の場合はざっくりこんな感じです。
24-26(独身):余剰15万
27-30(同姓):余剰7万
30-40(子ども1-10歳):余剰4万
40-50(子ども11-20歳)余剰3万
独身世帯では月15万ほど余剰が生まれますが、その後どんどん余剰が減っていきます。年齢とともに給与も上がりますが、子どもが大きくなって養育費や塾代などがあるのでその分支出も大きくなっていきます。私はこの額を踏まえて月4万円ずつ投資をすることにしました。
65歳まで引き下ろせないお金として投資をする
私は65歳から取り崩して行こうと考えているので、それまで手をつけられないお金として投資しています。「余剰資金はとりあえずNISA口座に入れといて必要になったら下ろせばいいや」という考えは危険だと考えています。理由は以下の通りです.
- 毎月の投資額がばらつき、ドルコスト平均法の恩恵を受けれない
- 「必要になったら下ろせばいい」という考えは長期投資に向いていない
こういった考えは「売らない・毎月の積み立てをやめない」という投資の基本を守れない方向に導いてしまいます。長期投資をするなら65歳まで触れないお金として入金しましょう。
まとめ:難しいのは当たり前。でも続けた人が勝つ
✅ 売らないのが難しいのは、人間の心理が「損を確定させたくない」から
✅ 積立をやめたくなるのは、暴落時の不安や周りの意見に流されるから
投資で成功するのは 特別な知識や才能がある人ではなく、「売らずに積立を続けた人」 です。今回は長期投資を継続するために私が実践しているルールもいくつか紹介しました。しっかり積立額考えて、どこかの団体に寄付すると言うぐらいの本当に余裕のあるお金だけを投資に回すのが大切だと思います。
本記事では投資に関する情報をまだまだ更新していきます。これから長期投資を行うみなさんの参考になれば幸いです。
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