「個別株で稼ぎたい」は誰もが通る道
投資を始めたばかりの人が「個別株で一発当てたい」と考えるのはごく自然なことです。
実際、うまく銘柄を選べば短期間で大きなリターンを得ることもあります。
でも現実は甘くありません。
個別株で継続的に利益を出すのは難しく、多くの人が損をしています。
この記事では、なぜ個別株ではなくインデックスファンドを中心に投資した方がいいのか、現実的な視点で正直に解説します。
初心者はインデックスファンドから始めるべき理由5選
【理由1】個別株は情報と経験がものを言う世界
個別株で勝つには、企業分析・決算資料の読み解き・市場動向の把握などが欠かせません。
しかも、それをプロ中のプロたちと戦いながらやることになります。
投資歴の浅い初心者が、ネットやSNSの情報だけで戦って勝てる世界ではありません。
【理由2】個別株で勝ち続けられる人はほんの一握り
例えば「テンバガー(株価10倍)」を掴んだ人の話がバズることがありますが、それはあくまで超レアケース。
実際は、多くの個人投資家が負けているか、利益を出せても市場平均以下にとどまっています。
「上がりそう」と思って買った株が暴落して、損切りできずに塩漬け…これはよくある話です。
【理由3】インデックスファンドは市場平均をそのまま狙える
インデックスファンドは、市場全体(例えばS&P500や全世界株など)に投資する商品です。
すごく簡単に言えば、「上がる会社も下がる会社も全部まとめて買っておく」イメージ。
これによって、勝ち組企業の成長を取りこぼさずに、平均的な成長を確実に得ることができます。
【理由4】感情に流されずに積立投資ができる
個別株は値動きが激しく、精神的に振り回されがちです。
一方でインデックスファンドは「毎月自動で買い続ける積立」が基本なので、感情に左右されず投資を継続しやすいです。
長期で見れば、市場全体は基本的に右肩上がりで成長してきました。
【結論まとめ】派手さはないけど、堅実に増やすならインデックス一択
個別株は当たれば大きいけど、当てるのは難しく、むしろ痛い目に遭う人が多数派です。
初心者や本業が忙しい人こそ、インデックスファンドでの積立投資をおすすめします。
インデックス投資の特徴まとめ
• 再現性が高い:誰がやっても似たような結果が出る
• 時間がかからない:銘柄選び・売買タイミングを考える必要なし
• メンタルが安定する:価格変動に一喜一憂しにくい
• 長期での実績あり:過去のデータで裏付けされた安定性
【最後に】「個別株やってみたい…」という気持ちは否定しません
インデックスが基本であるべき、というだけで、興味があるなら個別株に少額チャレンジしてみるのも勉強になります。
でも、生活資金や老後資金を賭けての勝負は絶対に避けましょう。
失敗しない投資の第一歩は、「自分のレベルに合った戦い方を選ぶこと」です。
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