社会人1-3年目のあなた、貯金について考えたことはありますか?「今は特にお金に困っていないし、貯金なんてまだ早いでしょ」と感じるかもしれません。しかし、実は貯金を始めることが、将来に向けての大きな安心材料となり、生活の質を向上させるのです。この記事では、貯金の重要性を解説し、誰でもできる簡単な節約法を紹介します。今から始めることで、将来の不安を減らし、より自由な選択ができるようになります。
【お金が必要になる時期】大きく2つ
社会人になりたての独身の頃はお金を1番貯めやすい時期です。突発的な支出が少なく、家計をコントロールしやすい要素が大きいためです。その時にしっかりと貯金をしておくことで、後に人生でお金が必要になるタイミングでも安心して生活することが出来ます。初めに「お金が必要になる時期」を紹介します。
将来のライフイベント
例えば、同棲を始めるときや、結婚式、さらには子供の大学進学の際に、大きな支出が必要になることがほとんどです。将来、結婚や子供の教育費など、大きな支出が迫ったときに安心できる材料として機能します。
- 同棲や引越し:初期費用や家賃が必要です。
- 結婚式:費用が高く、準備にはかなりのお金がかかります。
- 子供の教育費:部活や塾など子どもが大きくなれば必要になるお金も増えていきます。
これらの支出はいずれかかることが確定しているため、早いうちから少しずつ貯金を始めておくことが大切です。
老後生活
「老後2000万円問題」とは聞いたことがありますでしょうか。
金融庁の報告書にて、夫65歳・妻60歳のモデル世帯が年金だけでは毎月5.5万円赤字になると試算しました。この赤字が30年続くと老後に2000万円足りなくなるというものです。
つまり年金だけで生活出来る時代は終わり、貯金がなければ老後30年を優雅に暮らすことは出来ないということです。
さらに物価高や長寿化が進めばさらに必要になるお金も大きくなると見積もられています。
社会人1-3年目の貯金事情:現実を知ろう
20代の単身世帯の貯金額の中央値はいくらだと思いますか?
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令話5年)」によると、なんと
20代単身世帯の貯金の中央値は9万円
です。みなさんが思っているよりもかなり少ない額だったのではないでしょうか。いま貯金額がゼロだったとしても、貯金9万円以上貯めれば半分より上の層に入ると言うことになります。
冒頭で話した通り、20代のうちから月1万円でもコツコツ積み上げるだけでも何十年か後には大きな差になっています。
まずは貯金の目標額を設定しよう
結論から申し上げます。目標額は
100万円
です。なぜか。
100万円貯めるという事は自分の家計を管理する、必要のないことを見つけて排除するなど、貯金マスターに向けての基本的なスキルが身についてと言うことになるからです。
期限は皆様のペースに合わせて決めるのが良いと思います。
月1万円なら8年、月2万円なら4年、月4万円なら2年で貯まります。
無理のない範囲でコツコツ始めることが第一歩となります。
初心者でもできる!簡単な節約法3選
ここからは初心者向けの節約方法について紹介していきます。
節約という言葉を言うと「何かを我慢してお金を貯める」ということを想像する方もいるかもしれませんが、これは間違いです。正しくは、
「今の生活の満足度を下げずにお金を貯める」
これが長期的に節約を続ける上でとても大切な考え方になってきます。好きな物を我慢するなど無理した節約は長期的には継続しないため、「ちょっとした工夫で無駄な支出を減らす」ことが大切です。以下3つに分けてご紹介します。
固定費の見直し
最初に見直すべきは固定費です。毎月必ず支払うお金を減らすことが最も効果的な節約方法です。以下の項目をチェックしてみましょう。
- スマホ料金:今のプランが高いと思ったら、安いプランに変更するだけで月数千円の節約が可能です。
- サブスクリプションサービス:使っていないサービスの解約を検討しましょう。動画や音楽のサブスクリプションなど、意外と月々の支払いが積み重なります。
- 保険の見直し:必要ない保険や、契約内容を見直すことで保険料を減らせることがあります。
食費の節約
外食やコンビニでの買い物を減らし、自炊を心掛けましょう。自炊することで、食費を大幅に抑えることができます。また、まとめ買いや冷凍保存を活用すれば、無駄な食材を捨てることなく、効率的に食費を削減できます。
と言っても、自炊はめんどくさいという方もいると思います。私もその一人です。
そこで私の場合は、おかずはスーパーで買ってもお米だけは炊くようにしています。以前まではお弁当を買っていたのですが、惣菜だけにするようにしました。これだけでも600円のお弁当が300円の惣菜になり、お米代を考慮しても5000円以上は節約できています。
このように「今の生活の満足度を下げずに頑張る」ことが大切です。それが継続にも繋がります。
飲み物は水筒に入れて持って行きましょう
時間と節約額のコスパが良くオススメです。例えば毎日自動販売機で170円の飲み物を買う場合、月5千円もかかる事になります。1回1回の出費は小さいですが、積もると山になりますよね。牛角の食べ放題より高いです。
その点、水筒を洗って水を入れるだけなら1分あれば出来ます。毎日やっても1ヶ月で30分です。つまり、30分で5000円も浮いてしまうと言う計算になります。
まとめ:貯金は今から始めるべき!
社会人1-3年目だからこそ、早いうちから貯金を始めておくことが重要です。貯金は将来の大きな支出に備えるためのものだけでなく、急なトラブルや病気、怪我にも備えられます。今から少しずつ貯金をして、将来の安心を手に入れましょう。
- 今から貯金を始めることが大切
- 簡単な節約法を実践し、無理なく貯金を増やそう
- 貯金の目標を設定し、モチベーションを維持しよう
貯金は自由な生活を手に入れるための準備です。今から始めることで、将来に不安を感じることなく、充実した生活を送れるようになります。
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