はじめに:証券口座は作ったけどどこに投資すればいいの?
昨今の投資ブームにNISAを始めてみようかなと思う方も多いと思います。
そしていろいろ調べながら証券口座は作りおえた。けど、
「結局どこに投資すればいいのか分からない」
「株ってニュースとかで情報集めないとダメなんでしょ?」
「万単位のお金を預けて本当に大丈夫かな」
そんな不安を抱えている方は多いはず。
特に社会人になって収入が増えたり昇給で余剰資金に余裕ができ、将来のお金のことを考えて投資を始めようと考える方は多いと思います。
今回は初心者でも安心して始められる投資信託5選を紹介しながら、選ぶポイントや注意点についてもわかりやすく解説します。実際に私が投資しているファンドとその理由も合わせてご紹介します。
「ニュースを見て上がる銘柄を予想し、常に株価をチェックして売り時を決める」
「分散投資が大事だから複数の銘柄に投資するのがいいなかな?」
投資と聞くとこのようなイメージを思い浮かべる方も多いと思いますが、初心者が個別株で儲けるのは難易度が高いです。
じゃあどうすれば?そんな悩みを解決してくれるのが投資信託です。投資信託とは「みんなでお金を出し合って、運用のプロに任せて投資してもらう仕組み」です。
つまり「ほったらかしOK」で始められるのが、投資信託の魅力です。運用してもらう対価に信託報酬が発生しますが優良の投資信託では信託報酬が0.1%以下のものもあります。これは10万円を1年間投資してもらっても、信託報酬は年間100円以下という計算になります。
初心者には投資信託がおすすめと紹介しました。投資信託にはさまざまな商品があります。
今回は私が実際に投資している商品を5つ紹介します。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
通称「オルカン」。世界中の株式にまるっと投資できる超人気商品です。
米国・日本・新興国など、国ごとの比率もバランスよく配分されています。
1本で「世界経済の成長」に乗っかれるのが最大のメリット。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
アメリカの代表的な500社にまとめて投資できるインデックスファンド。
過去の実績では、長期で見て高いリターンが期待できます。
「アメリカ最強神話」に乗っかりたい人はこれ!
NISAブームで投資信託のツートップです。
先ほど紹介した外国株式だけに投資する方も結構いますが、為替のリスクヘッジのために私は国内株式にも投資をしています。外国株式は「ドル建て」のため、1ドルが150円から100円になったら保有額も3分の2になってしまいます。その点国内株式は「円建て」のため、為替の影響を受けないことがメリットです。
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
日本を応援したい人向け。日本の代表的な225社に投資できます。
為替の影響を受けにくく、円建てで投資できるのが強み
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
こちらも日本株ですが、日経平均よりもさらに幅広い企業(東証プライム上場企業全体)に分散投資できます。
今後の成長見込みでは、外国株式の方があると思います。私のように為替リスクヘッジのために日本株も少し組み込んで、より分散を重視したい人におすすめです。
eMAXIS Slim 先進国債権インデックス
株式だけでなく、リスク分散のために債券も組み合わせたい人向け。
債権とは「国や会社にお金を貸して、利子をもらう仕組み」です。
株と違って値動きが小さく、下落時のクッションになってくれます。
上記で紹介したインデックスファンドは長期投資が基本であり、短期で成果が出るものではありません。少なくとも10年以上かけてじっくり運用するものです。私の場合は65歳まで引き下ろせないお金として投資をしています。本来銀行口座に置いておくお金を一部こちらに移して老後にリターンをもらうイメージで続けています。
最初に決めた投資先で完結ではありません。実際に投資を始めて値動きを見ることで、新しい考えが生まれるかもしれません。投資を継続することはもちろんですが、定期的に振り返ってみることも大切です。
何となく始めるのはまずいとは思うものの、なぜダメなのかが疑問に思う方もいると思います。ある初心者におすすめの投資信託も調べれば出るし、月いくら積み立てるか決めれば投資は始められます。しかし、投資を行っていくうえでの最大の難関は「売らないこと・積み立てをつづけること」この2つです。勉強不足だと暴落時に焦りや不安を強く感じてしまい、狼狽売りにもつながりかねません。これから投資を始める方に知っておいてほしいこととしては以下3点があげられます。
・投資先の構成銘柄、過去の成績、信託報酬を調べましょう
・ドルコスト平均法を理解して長期積み立てのメリットを理解しましょう
・生活防衛資金の確保して「投資は余剰資金で」を理解しましょう
この記事では初心者向けの記事を書いておりますので、他の記事も参考にしていただけると幸いです。
NISA初心者にとっては、銘柄選びで悩むのが一番の壁。
今回紹介した5つの投資信託はどれも実績があり、手数料も安く長期向きです。
まずは「オルカンや「S&P500」などの王道ファンドを中心に国内株式や債券の投資信託も併せてバランスよいポートフォリオを作っていきましょう。
また途中で勉強することも紹介しましたが、自分の意見を持てて投資先を決めることが重要だと思います。NISA制度がこれだけ話題ですが、実際に口座を開設した人は25%です。さらに口座を開設して投資をしている人となるとさらに割合が減ります。その数少ない中にこれから挑戦しようとするあなたは偉すぎます。この記事を見てくださった方の役に立てれば幸いです。読んでくださった方、ありがとうございました。