「月5万円積み立て、年利10%で30年後に1億円」—— そんな未来を描いて投資を続けているものの、なかなか成果が見えず不安になることはありませんか?僕自身も毎月4万円を投資しながら、そんな疑問にぶつかったことがあります。
- 「長期投資が大事」と言われるけど、資産が増えている実感がない
- 節約を頑張って投資額を増やしているのに、自由にお金が使えないストレス
- このまま30年間も続ける意味が本当にあるのか?
将来を考えすぎるあまり、「今」を大事に出来ていないという気持ちにモヤモヤを感じていました。今回は私が感じた疑問と、それでも積み立て投資は続けていこうと思えた考え方をご紹介していきます。
NISAでの長期投資に感じた疑問
若い時に節約して1億円作る意味はあるのか?
老後2000万円問題が謳歌される昨今、確かに老後に1億円あれば安心かもしれません。でも、それは本当に「幸せ」でしょうか?
若い時のお金と老後のお金は価値が違う
「20代と60代では、同じ100万円でも価値が違う」
こういった話は聞いたことのある方が多いかも知れません。体力や気力があるからこそ楽しめることがある。「今しかできない経験」はお金では買えない。
こういった中で私が1番感じるのは親孝行や家族との時間を大切にしたい気持ちが「節約してNISAで投資し、老後に1億円」に相反しているということです。
- 親孝行(60歳を過ぎたら両親が生きているか分かりません、少なくとも90歳を過ぎたら旅行をプレゼントは難しい)
- 独身時代の友人や恋人との時間(旅行に行ったり、新しい体験が出来るのも今)
- 自分の家族との時間(子どもが好きなところにたくさん連れて行ってあげる)
両親が1番元気なのは今、独身で時間があるのも今、30歳で子どもが生まれたら50歳には巣立ってしまします。60歳で大金が手に入っても使えるのは夫婦の老後と子どもや孫をご飯に連れて行くぐらいでしょう。こういった考えから、若い時にしか味わえない経験を極端な節約で犠牲にするのは本末転倒だと思いました。
節約だけじゃなく、「自己投資」にもお金を使おう
節約を頑張って月8.3万円(年間100万円)積み立てようかなとも思いましたが、無理のない節約・投資が大切だと考え、積立額は毎月4万円に設定しました。「貯めるだけ」の生活は苦しくなります。自分の成長や楽しみのためにお金を使うことを意識するようになりました。
僕が実践していること
✅ お米は炊くが、時間を節約するためにおかずはスーパーの惣菜を活用
✅ 浮いた時間で副業(ブログ)を始めて、将来的な収入アップを狙う
✅ 勉強した日はご褒美にお寿司を食べてモチベーションを維持(最近は習慣化できてお寿司なしでも間ばれるようになりました)
✅ ドライブや旅行など、自分が本当に楽しめることにはお金を使う
「節約して投資額を増やす」だけではなく、「自己投資をして収入を増やす」方向にシフトしたことで、ストレスなくお金を回せるようになりました。
NISAは手段のひとつ、全振りは危険
結論としてNISAは大切だけど、許容を超える節約をしてNISAに捧げるのは違うと考えました。
お金の使い方で大切なこと
✅ NISAは無理のない範囲で続ける(やめるのではなく、適度に運用)
✅ 自己投資にお金を使い、今の自分を「最高の資本」にする
✅ 副業やスキルアップを通じて、将来の収入アップを狙う
NISAはあくまで「お金を増やすための手段のひとつ」にすぎません。今を楽しみつつ、将来の資産形成をバランスよく進めることが、本当の意味での「賢いお金の使い方」であると考えました。この考えを持てたことで今の自分に投資するのが1番大きいリターンが臨めると理解でき、毎日モチベーション高く生活できるようになりました。
最後に:NISAとどう向き合う?
「積立がしんどい」「このまま続けていいのか?」と悩んだら、次の3つを意識してみてください。
- NISAは無理のない範囲で続ける(投資額を調整してOK)
- 自己投資にお金を使い、収入アップを狙う(副業・スキルアップ)
- 今しかできない経験にもお金を使う(メリハリをつける)
将来の資産形成のための手段の1つとして長期投資は大事です。でも、未来のために「今」を犠牲にしすぎないように、バランスを取ることが何より大切です。スキルアップや転職、副業など今の収入を上げることにフォーカスすることで長期投資も心に余裕を持って続けることが出来ます。
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