【確定拠出年金って何?どこに投資すればいいの?】新社会人向けに最適解をわかりやすく解説!

はじめに:何に投資するか、決めなきゃいけないあなたへ

「確定拠出年金?なんか会社から商品を選んでって言われたけど、よく分からない…」

「どこに投資すればいいの?投資の知識とか全然ないし、失敗とかして損したくないんだけど…」

そんな不安を抱えているあなたへ。

投資の本やYouTube動画で100時間以上の猛勉強、NISA歴7ヶ月の投資歴がある私のオススメは

  • 「外国株式40%、国内株式20%、新興国株式20%、外国債券10%、国内債券10%」
  • 「それぞれ信託報酬が1番安いものに投資」

私はこれがベストだと考えています。現在最強のアメリカ中心の外国株式に40%、為替リスクヘッジのために国内株式も組み込み、アメリカがこけた時のために成長見込みのある新興株式でバランスを重視。さらに株式とのバランスを取るために債権も少し入れたポートフォリオ。

この記事では、今年から新社会人になった方向けに、「確定拠出年金とは何か?」「どこに投資するのが正解なのか?」を、初心者目線でわかりやすく解説します。

確定拠出年金とは?ざっくり言うと「企業が責任を放棄した年金制度」

まずは制度の前提をサクッと整理しましょう。

  • かつては「企業が退職後の年金を準備する」のが主流でした(確定給付型年金)。
  • でも今は「将来どうなるか分からないから、毎月一定額だけ出すから、運用は自分でやってね」という仕組み=**確定拠出年金(企業型DC)**が主流に。

企業が毎月掛け金を拠出してくれますが、将来いくらもらえるかはあなた次第。その代わり、運用益が非課税になるというメリットもあります。

投資商品は株式と債券だけで十分

名前の長い投資先のファンド名を見てよう分からん!となっている方へ。名前を見る必要はありません。チェックするのは「株式と債券」だけ

  • 株式:リスクはあるけどリターンが大きい「攻めの資産」
  • 債券:安定性が高くリターンが控えめな「守りの資産」

NG商品に注意!
確定拠出年金には定期預金や保険商品のような「元本保証型」もありますが、利率が低すぎてインフレに負ける可能性もあるためオススメ出来ません!初心者は株式と債券だけで十分です。

株式と債券の比率を決めよう

みなさんが最初に決めるのは「株式と債券の比率」です。「攻めの株式、守りの債券」は頭に入れて決めましょう。

新入社員の皆さんは投資期間が長いことが武器なので、攻めよりがオススメです。下記を参考にしてください。

  • チャレンジャー:株式90%、債券10%
  • バランス型:株式80%、債券20% ←私のオススメ
  • 慎重派:株式60%、債券40%

この3つならどれもOKかなと思います。私の友人には株式100%の攻めまくりの人もいるので性格が出ますね。本人が納得しているのならありだと思います。

ただ守りすぎ注意です。比率は後からでも変えられるので、最低でも株式は50%以上にするのが良いと思います。

株式と債券それぞれの中身の比率決めよう~外国か日本か~

株式と債券の比率を決めたらその中身を決めていきましょう。株式にも外国企業に投資する商品、日本企業に投資する商品などあります。次は投資先の「外国と日本の比率」を決めます。

株式は3種類でOK

株式は主に外国株式、国内株式、新興国株式。特徴は以下の通りです。

  •  外国株式:アメリカや欧州などの大企業に分散投資    リスク中・リターン高
  •  国内株式:日本の企業に分散投資            リスク中・リターン中
  • 新興国株式:中国やインドなど成長余地のある国に分散投資 リスク高・リターン高

外国株式多めがオススメです。先ほどの例に対応させると

  • 株式 90 %の人:外国5割、国内・新興国それぞれ2割
  • 株式 80 %の人:外国4割、国内・新興国それぞれ2割
  • 株式 60 %の人:外国3割、国内・新興国それぞれ1.5割

リスク中でリターンが高いなら全部外国株式でいいのでは?と思われた方もいると思いますが、リスク分散のために国内・新興国を取り入れています。

国内株式は為替リスクヘッジのために入れています。外国株式はドル建て、国内株式は円建てです。1ドルいくらかがリターンに影響するため、リスク分散のために円建ても入れておくのがオススメです。

またアメリカが今後も最強である保証はありません。そのためアメリカを主軸としつつも成長見込みのある中国やインドにも分散するのが良いでしょう。

債権は2種類でOK

改めて「守りの債権」について説明します。

ローン組んだりしてお金を借りると利子がつきますね。100万円の車を買って分割払いでトータル105万円返すという感じで。このお金を貸す側に投資するのが債権です。今は金利が低いので大きなリターンは見込めませんが、株式に比べて安定しているのが特徴です。

投資先は外国債券、国内債券半分ずつがオススメです。国内株式で説明したとおり、為替リスクに基づいています。

  • 株式 10 %の人:外国債権5%、国内債権5%
  • 株式 20 %の人:外国債権10%、国内債権10%
  • 株式 40 %の人:外国債権20%、国内債権20%

【これで最後!】商品の選び方:信託報酬をチェック

ここまできたら、後は信託報酬を元に投資商品を決めていきます。商品を決めると言っても、信託報酬を調べて1番安いものを選ぶだけなので正解は決まってます。

信託報酬とは投資信託を運用してもらうために毎年かかる管理手数料の事です。安いほどよいです。

まとめると、

  1. 投資商品名を検索。
  2. 信託報酬を見てそれぞれ1番低いやつを選ぶ

外国株式、国内株式、新興国株式、外国債券、国内債券でそれぞれで1番信託報酬が安いを調べましょう。その商品に最初に決めた比率で振り分ければ終わりです。

【注意点】20年経ったらポートフォリオを見直そう

今回は皆さんに株式多めの「攻めのポートフォリオ」をオススメしてきました。
「これは皆さんが若い=投資期間が長い」ためです。

一方で、時間が過ぎると投資期間が短くなっていきます。そのため、ポートフォリオを変更して少しずつ「守りより=債券の割合を増やす」ことが大切です。

株式の長期投資は一般的に15年以上の保有が推奨されているため、40歳ぐらいになったら一度見直すことが大切です。

まとめ:資産形成は退職金だけではない

退職金のための投資先を決めたことで、将来の資産形成は始まっているのだと実感した方も多いと思います。これを期にNISA制度を使った長期投資など、興味も持たれる方もいると思います。

この記事では資産形成に関する内容も頻繁に発信しているので、他の記事も参考になれば幸いです。

「資産形成は若い内からコツコツ」はじめることで将来大きなリターンとなります。

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