NISA(ニーサ)を始めたいけど、専門用語が難しくてよく分からない…。そんな投資初心者の方向けにNISAや投資信託の基本用語をわかりやすく解説していきます。
私は投資知識ゼロから本やYouTubeで投資系チャンネルをしっかり見てNISAで投資を初め、現在投資歴7ヶ月です。
一通り網羅した私が振り返って思う「NISAの知っておくべき用語」を最短で皆さんにお伝えします。
【はじめに】NISAの注意点
最初に初心者がNISA制度を正しく使った場合どうなるか、結論を教えます。
「今の1万円が40年後に7万円になる制度」(年利5%で40年運用)
コツコツためて老後資金にしようという制度です。
残念ながら「1年で数十万円の利益が出る」「すぐにお金が増える」という物ではないです。
初心者が短期での利益を狙おうとすると多くの人が失敗します。
この点に留意して読み進めていただければ幸いです。
【NISAとは】非課税で投資できる制度です
「NISAを使って投資しよう」って聞くけど、使うとどんないいことがあるの?大きなメリットは
「投資で得た利益に税金がかからない」
通常投資で得た利益には約20%の税金がかかります。例えば100万円を110万円に増やした場合、
利益の10万円のうち約2万円が税金で引かれてもらえるのは108万円に。しかしNISAで投資すれば
税金が引かれないので110万円まるまるもらえる事になります。
【初心者向けの投資商品】インデックスファンドとは?
NISAが非課税で投資できる制度だとは分かった。でもどこに投資すればいいの?
そう思われた方もいると思います。投資と聞くと初心者の方はこういったイメージがあると思います。
- 「株が下がったときに買って、上がったら売ることで利益を出す」
- 「ニュースや新聞を見て上がる株を予想する、株価は常にチェックしておく」
これは個別株の例です。残念ながら初心者が独学で利益を狙うのはかなり難易度が高いです。
「投資知識ゼロの私には難しい」「買うタイミング、売るタイミングが分からない」
こういった悩みを解決して初心者でも安心して始められるのがインデックスファンドになります。
言葉を句切ると「インデックス / ファンド」です。かみ砕いて説明します。
【インデックスとは】株価指数のこと
株価の平均を表す株価指数のことです。日経平均株価とかニュースで見たことはありませんか?
- 日経平均株価:日本の代表的な企業225社の平均
- S&P500:アメリカの優良企業500社の平均
インデックス=株価指数は「市場全体の動き」を示すものと考えましょう。
【ファンドとは】投資信託のこと
ファンドとは「投資信託」のこと。投資のプロがみんなから集めたお金を運用してくれる仕組みです。
- プロが管理・運用 = ニュースとかで情報収集しなくて良い
- 分散投資してくれて中身も企業の実績に応じて入れ替えてくれる = リスク分散もしてくれる
- 100円からでも始められる = みんなにチャンスがある
投資信託を上手く使えば初心者でも正しく分散投資が出来ます。
【インデックスファンドとは】株価指数に連動した動きを目指す投資信託
上記の説明から、投資のプロに運用してもらって日本や世界の経済成長に乗りましょうというもの。
自分で株を選ぶ必要がなく、初心者でも放ったらかしで資産運用ができるのが特徴です。
なるほど分かった!始めよう!と思った方へ。まだ手を止めてください。
インデックスファンドにも多くの投資先があります。
そして残念なことに良いファンドと悪いファンドの両方があるため、正しく見分ける必要があります。
次の項で良いファンドを選ぶために大事な「信託報酬」と「年利」について説明していきます。
【信託報酬とは】プロに運用してもらうための手数料
信託報酬とは、投資のプロにファンドの運用を任せる「手数料」のことです。毎年、資産残高に応じて一定の割合で自動で引かれます。
- 信託報酬は安ければ安いほど良い!
- 0.1%以下なら超優秀
- 1%を超えると高コストで要注意
ファンドを選ぶ際の重要ポイントとなります。
【年利とは】1年間でお金が増える割合
良いファンドを見つけるには過去の成績を見ることも重要。その指標が年利です。
年利5%なら、1年間で 100万円 × 1.05 = 105万円 になることです。
1年で5%しか増えないって少ないな…と思った方へ。
例えば、年利5%で40年間運用すると…
- 100万円 → 約7倍の700万円に!
これは複利の力。増えた利益にもさらに利益がつくので、雪だるま式に資産が増えていきます。
優良インデックスファンドの例
優良なインデックスファンドは見つけるための指標として「信託報酬」「年利」を紹介しました。
これからそれを元にファンドを見つけに行こうとして言う方へ。
実は現時点で優良インデックスファンドといったらここ!と言うものが既にあります。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
①eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 信託報酬:0.05775%
- 特徴:全世界の株にまるっと分散投資
- 過去の実績:年利4〜8%(長期平均)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
① eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 信託報酬:0.09372%
- 特徴:アメリカの成長企業500社に投資できる
- 過去の実績:年利5〜10%前後(長期平均)
ぜひネットで調べてどういう企業で構成されているか、過去のチャートはどうか調べてみるとより一層理解が深まると思います。
まとめ:まずは仕組みを理解して、長期・分散・低コスト!
NISAを使った資産形成は、知識と行動が大事。この記事で紹介したように、
- インデックスファンドを選ぶ
- 信託報酬の安いファンドを選ぶ
- 年利や複利の力を知る
ちなみにまだ始めるには早いです。
知識に加えて投資計画などまだまだ知って欲しいことがあります。
「ドルコスト平均法」・「投資は余剰資金で」・「長期積み立て投資」
をキーワードに明日は始めようと思った方向けにさらに一歩踏み込んだ情報を提供していきます。
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