資産形成に興味を持ち始めた皆さんへ。
非課税で投資が出来る新NISA制度の登場もあり、投資に興味を持ち始めた方もいると思います。
一方で、投資と聞くとこういったイメージを持たれる方もいると思います。
「投資は資産が減るかも知れない危ないもの」
「自分は投資知識ないし本当に初めて大丈夫かな」
「結局貯金で持っておくのがお金は減らないし安心なのでは?」
こういった疑問を持たれる方もいると思います。私も以前は同じような考えを持っていました。
しかしNISAや投資について勉強を繰り返すことで資産運用した方が良いこと、投資信託という初心者向けの投資商品なら安心して始められることを知り、現在投資開始から7ヶ月が経ちます。
今回はそんな私から投資するメリットをご紹介します。
まず一度立ち止まって、「全額貯金」という選択について考えてみましょう。
全額銀行貯金のデメリット2選
銀行預金は「金額が減らない=元本保証」と言う点では確かに安全ですが、実はデメリットがないわけではありません。特に次の2つには注意が必要です
インフレに弱い
日本でも、過去を振り返ると賃金や物価が上がってきた歴史があります。
例えば、数十年前と比べると、ランチ代や電車賃、家賃などが大きく値上がりしています。
マックのハンバーガーも2002年は68円でしたが、2025円の今は190円します。約3倍値段が上がっています。
こうなっている要因の1つはお金の価値が毎日変わっている事が挙げられます。
2002年の東京都の最低賃金は708円、2024年では1163円にまで上がっています。
(出典:東京都の最低賃金 | ひと目でわかる!最低賃金)
みなさんが働く1時間という時間は変わらない、しかしもらえるお金の額は変わっている。これこそがお金の価値が変わっていると言うことです。銀行預金の場合ですと「お金の額」は変わらないですが「お金の価値」が変わる可能性があります。
これより預金だけだと、物価の上昇(インフレ)に対応できず、実質的にお金の価値が目減りしてしまうリスクがあります。
金利が低すぎる
現在の日本の普通預金金利は、0.001%程度。
100万円預けても、1年間でわずか10円程度しか増えません。これでは、インフレによる物価上昇にはとても太刀打ちできません。
昔は銀行に預けておくだけで年利6%を超えることもありました。ただ今は超低金利の時代。
昭和世代の「銀行に預けておけば大丈夫」は本当にそうだろうか?と疑問を持つことが大切です。
投資のメリット
正しく投資することで、以下のようなメリットが得られます。
- インフレに対応できる
- 物価上昇に伴い、企業の利益や株価も上昇するため、資産価値が減るリスクを抑えられます。
- 世界の経済成長に乗れる
- 世界の経済は長期的に成長を続けています。投資をすることで、その成長の恩恵を受けられるのです。いわゆるお金に働いてもらえる状態。
このように投資のメリットは貯金のデメリットを補うようなものになっています。貯金だけでなく投資という柱も組み合わせることで資産形成がより安定します。一方で、
「投資のメリット、全額貯金のデメリットはなんとなく分かってきた。けど投資って大丈夫なの?」「投資するのはリスクが大きすぎない?お金が減るかも知れないし、投資知識ない初心者の私には無理すぎる…」
投資のメリットが分かっても自分に出来るのかと思う方もいると思います。しかし初心者向けの投資商品もあり、正しく利用できれば大きな見方になる「インデックスファンド」についてご紹介します。
初心者でも安心!インデックスファンドの長期投資
「投資って難しそう…」と不安な人でも、インデックスファンドなら安心してスタートできます。理由は次のとおりです。
- プロが運用してくれる
- 自分で銘柄を選んだり、売買したりする必要はありません。
- 分散投資ができる
- 世界中の株式や債券に広く分散して投資できるので、リスクが低減されます。
- 基本はほったらかしでOK
- 毎月自動で積立投資していけば、日々の相場変動に一喜一憂する必要はありません。
「投資」と聞くと、「ニュースで情報を集めて上がる株を予想する」「株価が安いときに買って上がったら売る」「常に株価をチェック」というイメージを持たれる方もいると思いますが、インデックスファンドでは必要ありません。これが初心者に勧める理由です。
【注意点】インデックスファンドを始める前に知っておくべき事3選
よっしゃ!新NISAでインデックスファンド始めるぞ!と意気込む方へ。
新NISAでインデックスファンドに長期積立投資は資産形成において非常に有効なツールです。
一方でよく勉強せずにはじめ、「思ってたのと違った」という方、多くいるのが現実です。
今回はまず抑えておくべき注意点について3つほどご紹介します。
すぐには増えない
初心者にオススメしてる「インデックスファンドに長期積立投資」。
「長期」とあるように、安定して+になるまでは少なくとも10~20年は見積もっておきましょう。
さらに短期での運用ではマイナスになることもあります。
良くありがちなのは、短期で増えると思って投資。結果一時的な株価ダウンに狼狽し売る。結果損をしてします。
インデックスファンドはあくまで長期で見れば増えるという物。これは抑えておきましょう。
投資は余剰資金で
長期で保有することは簡単そうに思えて非常に難しいです。以下の場面を想像してみてください。
- 事故や怪我など急な出費で投資したお金を売らないと行けなくなった
- 「有名投資家が暴落を予想」、SNSで売った方が良い様々な憶測が飛び交い不安になる
- 実際に株価が大きく下がり、焦って売ってしまう
このように理屈では分かっていてもお金が絡む以上、冷静でいられるのは難しいと思います。
それの対応策が【投資は余剰資金で】
一般的には生活費6ヶ月分を確保した上で、それ以外の余剰資金でやることが推奨されています。
まとめ
これからの時代、資産をすべて銀行預金だけで守るのは非常にリスキーです。
資産を分散して持つことが、将来に向けた大事な防衛策となります。
まずは少額からでもOK。
まずはインデックスファンドを使った長期積立投資で、コツコツと資産形成を始めるための準備・勉強を初めて行きましょう。
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