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【投資に向けての行動編】証券口座を作って投資先を決めよう

準備編では、長期積立投資を成功させるためには事前準備が重要だとお伝えしました。特に強調したいのは、「株を売る」や「積立をやめてしまう」ことは絶対に避けるべきだということです。そのためにまず取り組むべきことは次の2つでした。

  • 生活費6ヶ月分の貯金(生活防衛資金の準備)
  • 5年単位で収入と支出を見積もり、無理なく毎月積み立てられる金額を設定する

↓こちらが前回の記事【NISAで投資の準備編】になります。

この準備ができたら、いよいよ【行動編】に進みましょう!

証券口座を選んで作ろう

投資を始めるためには、まず証券口座が必要です。口座開設はすべてオンラインで完結でき、最短即日〜数日で取引ができるようになります。

おすすめの証券会社は?

初心者におすすめの証券会社は、次の2つです。

  • 楽天証券
  • SBI証券

この2社が圧倒的な2強です。どちらも使いやすく、手数料も業界最安クラス。特にネットから簡単に申し込めるので、まずはどちらかで口座を作るのが正解です。

私が楽天証券を選んだ理由

私は楽天証券を使っています。理由はシンプルで、楽天経済圏を活用しているからです。

楽天カード決済で積立をするとポイント還元が受けられるなど、お得に投資ができる仕組みが整っています。普段の買い物やサービス利用で楽天を使っている人には特におすすめです。

また証券口座の管理画面も楽天証券の方が操作しやすいというのも理由の1つです。

貯まるポイントの種類や使いやすさなど、自分に合った方を選びましょう。

証券口座開設の注意点

銀行窓口に行って口座を作るのはおすすめしません。

なぜなら、銀行では手数料が高い「ぼったくりファンド」(高コストな投資信託)を勧められる可能性があるからです。特に初心者はよくわからないまま契約してしまいがちなので、必ず自分でネットから手続きしましょう。

NISAでインデックスファンドに投資するって簡単なように思えてこのような「罠」が無数にあります。

しっかり勉強して正しい方法で始めることでNISAの良さを有効に活用できます。

正しい投資先を選ぼう

証券口座ができたら、次に大事なのは正しい投資先を選ぶことです。

前々回の記事で紹介したとおり、最低限チェックすべきポイントは、

  • 信託報酬が安い(できれば年0.2%以下)
  • 広く分散された投資信託(インデックスファンド)

この2つを満たしている商品を選びましょう。

私が投資している商品

投資先を選ぶ軸は分かったけれど投資先が多すぎてどれに投資すれば分からない。私も投資を始めたときはそういった気持ちを持ちました。

ここではそういった方向けに私が投資しているファンドと、なぜこの商品にしたかをご紹介します。

毎月4万円積み立て投資をしている私の投資商品はこちらです。

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)       12,500円
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 12,500円
  • eMAXIS Slim TOPIX 5,000円
  • eMAXIS Slim 日経平均 5,000円
  • eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 5,000円

どれも信託報酬が業界最安クラスで、長期積立に適しています。

1つずつどういったファンドなのかをご紹介します。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

  • 信託報酬:年率 0.05775% 程度(税抜)
  • 中身:
    • 世界中の株式に分散投資
    • アメリカ、日本、ヨーロッパ、新興国(中国やインドなど)も含む
    • 1本で「世界まるごと」買えるファンド

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

  • 信託報酬:年率 0.09372% 程度(税抜)
  • 中身:
    • アメリカの代表的な500社に投資
    • アップル、マイクロソフト、アマゾンなど超有名企業中心
    • アメリカ経済の成長に乗るファンド

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)

  • 信託報酬:年率 0.132% 程度(税抜)
  • 中身:
    • 日本の代表的な225社(日経平均株価の銘柄)に投資
    • トヨタ、ソニー、ファーストリテイリング(ユニクロ)など

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

  • 信託報酬:年率 0.132% 程度(税抜)
  • 中身:
    • 東証プライム上場のほぼ全企業に幅広く投資
    • 日経平均より分散性が高め(中小型株も入る)
    • 日本全体の経済成長に乗るタイプ

eMAXIS Slim 先進国債券インデックス

  • 信託報酬:年率 0.154% 程度(税抜)
  • 中身:
    • アメリカ、ヨーロッパ、日本以外の先進国の国債・社債に投資
    • 株と違って値動きが安定しやすい
    • 株式のリスクを抑える役割

なぜこの投資先を選んだか

私の投資ポートフォリオはかなりディフェンスです。「リスク分散」を意識して選んでいます。

絶対入れるべきファンドは「全世界株式・オールカントリー」と「米国株式・S&P500」。

信託報酬の安さと過去の成績を見ればこの2つは絶対に外せません。実際にこれらに全額投資している人もいるぐらい優良なファンドです。

ですが私は国内株式と債券もポートフォリオに組み込んでいます。これらを入れることで先ほどのファンドの弱点を補うことが出来ると考えたためです。「為替リスクヘッジ」、「債券」というキーワードで説明していきます。

為替リスクヘッジのために国内株式も組み込んだ

「全世界株式・オールカントリー」と「米国株式・S&P500」はドル建てのファンドになっています。

ドル建ては1ドルいくらかがリターンに影響を与えると言うことです。例をご紹介します。

  • 1ドル100円ならば… → 1万円で100ドル分投資出来る。
  • 100ドルが200ドルに増えました!
  • しかし1ドルが50円になってしましました… → リターンは200ドル×50円=10000円

このように投資のチャートが増えていても1ドルが何円か(為替)がリターンに影響してきます。

このため円建てのファンドである「日経平均」、「TOPIX」のインデックスファンドも組み込んでいます。

債券も入れてリスク分散

債券とは、国や企業が「お金を借りるために発行する借用書」のことです。

車や家を買うとローンを組みますよね、その時って利子がついて実際の金額より多く払います。

このお金を貸す側になるのが債券と言うことです。

株式は会社のオーナーになるのに対し、債券は会社や国にお金を貸すものです。

一般的には債券は株式と逆の動きをします。そして株式よりも変動する幅が小さいという特徴があります。こういった理由からリスク分散的役割を果たしています。

そういった理由で私は債券もポートフォリオに少し加えてよりリスクが分散するようにしました。

まとめ

投資は「準備8割、行動2割」です。

生活防衛資金と積立可能額を確保できたら、正しい証券会社で口座を開設し、正しい商品に積立投資を始めましょう。

最初は100円投資でもOKです。

大切なのは「始めること」と「続けること」。

小さな一歩が、将来大きな資産につながります!

次回がいよいよ最終回です。

もう始められる方もいる一方、まだ始めるまでに腰が重い方もいると思います。そういった方向けに、

投資歴7ヶ月の私の運用成績を公開すると共に、改めて何のために投資しているのか目的を振り返って行きましょう。

suma_rabi